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Macintosh発売20周年記念日
1月24日はMacintoshの発売20周年記念日となります。Macintoshが発売された20年前の1984年は、イギリスの作家ジョージ・オーウェルが1949年にSF小説『1984年』で描いた年です。アップル・コンピュータはMacintosh発売の2日前、スーパーボウルで放映したCM「1984」の中で、オーウェルの描いた全体主義の統制下にあった「1984年」とは違った1984年が、Macintoshの登場でやって来ることをアピールしました。そして現在でもMacintoshは、Windows以外のパソコンの有力な選択肢として生き続けています。
先日のMacworld Conference & Expoのオープニングでは「1984」のリメーク版が放映されました。この新しい「1984」はアップルのサイトで見ることができます。このリメーク版では、主人公の腰に新しくiPodが書き加えられています。20年前にアップルがMacintoshで、“ビッグブラザー”ならぬ“ビッグブルー”IBMのPCに挑戦状を叩き付けたように、このリメーク版は現在ではiPodこそがアップルの主力製品であり、ユーザに選択の自由を与えること(そして選ばれること)をアピールしたものだと思います。
アップルはDellと並んでパソコンで利益を上げられる数少ないメーカーだと言われていますが、同社のこの部門での成長率は業界全体の成長率とほぼ一致しており、依然として市場ではマイノリティーのままです。それとは対照的に、iPodはMP3プレーヤーの分野で31%のシェアを握っており、アップルのパソコンは持っていなくてもiPodだけ持っているという人はたくさんいます。そして、この製品がアップルのブランドイメージをそのような消費者層で向上させているのは間違いないでしょう。
昨年10月にはiTunesのWindows版を発表し、iMovieやiPhotoなど他の同社製ソフトの有料化を発表している中でも、iTunesだけは無料で提供し続けるなど、アップルの「iPodシフト」は続きそうです。メリルリンチのあるアナリストもiPodとiTunesがいずれは売り上げ全体の50%以上を占めるようになると予測をしているそうです[CNET Japanの記事]。
私にとって携帯音楽プレーヤーの有用性はあまりないですし、iPodのデザインも他のアップル製品に比べて好きではないのであまり魅力は感じてません。しかし、iTunesの優れたインターフェースと使いやすさは、普段アップルの製品を使わないWindowsユーザにも大きな価値を与えていると思いますし、日本ではまだ展開されていないiTunes Music Storeが日本でも展開されるようになれば、音楽業界の利害でガチガチになった日本の音楽市場に大きな風を吹き込むことになると思います。パソコンの世界で別の選択肢を提示してくれたアップルの「次の選択肢」にはこれからも大いに期待したいものです。
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