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ロールプレイの良い点・悪い点

最近、コミュニケーション・スキルの研修を受けました。コミュニケーションと言っても内容は交渉術がほとんどで、主にSellerとBuyer(あるいはそれを評価する人)に分かれて、講義で習ったテクニックを駆使してロールプレイをしました。相手のNeedsを探り出し、譲歩を引き出したり、妥協したりすることは、大なり小なり普段の生活でもあることですから、いろんな立場を模擬体験できたことは非常に有意義だったと思います。ロールプレイでは役になりきる人も結構いたようです。

es[エス]そんな様子を見て、ある同期の人が「es」の話を持ち出していました。esとは、1971年にスタンフォード大学のジンバルト教授が行った監獄実験を再現したドイツの映画です。この監獄実験とは、模擬刑務所の中に数十名の人を看守役と囚人役に分けて入れて、生活をしてもらうというものです。結果として、それぞれの役に過剰適応してしまった参加者は暴力的な行為を繰り返し、実験はわずか1週間で中止になりました。

人間を形作るのは、その人の性格などだけでなく、外部からの影響というのもとても強いものです。特に、「肩書き」や「役割」などはその最たるものでしょう。私の場合も、例えば社会人としてふさわしい行動などというのは意識します。銀行マンが「銀行マン」らしくなるのもそういうものでしょう。ロールプレイというのは、うまく利用するならば非常に効果的ですが、一歩間違えば思いがけない方向にいってしまう危険性があるというのは確かなことなんでしょうね。

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