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第9回ドバイワールドカップについて
アラブ首長国連邦で競馬の世界最高賞金レース・ドバイワールドカップが行われ、日本からアドマイヤドン、サイレントディール、リージェントブラフの3頭が出走しましたが、アドマイヤドンの8着を最高に3頭そろって惨敗という結果になりました。優勝したのは昨年のブリーダーズカップ・クラシック優勝馬プレザントリーパーフェクトで、2着も同レースで2着だったメダグリアドーロでした。
スタートで落馬寸前の躓き方をしてレースになっていないサイレントディールと、ピークは過ぎたと思われるリージェントブラフはともかくとして、国内ダート最強馬・アドマイヤドンの惨敗ぶりはかなりショックでした。後方追走のまままったく競馬をしないでまわってきただけのようです。芝のマイルGIにも勝っている馬ですから、スピード不足ということはないでしょう。ここまで惨敗した原因は、馬場への対応と体調管理の問題でしょうか。
対応力と体調は非常に重要な要素です。昨年夏に、ローエングリンとテレグノシスの2頭がフランスのマイルGI・2レースに参戦して、それぞれが片方のレースで善戦、もう1つのレースで惨敗という結果を出しました。これを見ると、輸送疲れやコース形態などで、力を発揮できるかどうかがかなり左右されるようです。また、エルコンドルパサーが長期フランス遠征を行った際も、初戦では格下に足下をすくわれましたが、次第に現地の競馬に対応していき、芝の世界最高峰・凱旋門賞で2着という好成績を残しました。今回のアドマイヤドンの場合、直前に現地入りして体調面でも今ひとつだったのかもしれませんし、ドバイ・ナドアルシバ競馬場のダートに戸惑ったという可能性もあります。
こういう結果は、海外遠征の際によくあるものです。スポット参戦で結果を残している森秀行厩舎のようなところもあります。しかし、多くの場合は現地の競馬に慣れさせるのが、そのレースを勝つための一番の近道でしょう。ところが、JRAの補助も減額になり、高額賞金レースの多い日本の競馬を見ると、一部の馬主を除いてそのようなことは難しそうです。その結果、「宝塚記念を勝ったら、凱旋門賞に挑戦!」などという外から見ていると中途半端な挑戦形態に落ち着いてしまいます(それでも挑戦するホースマンの姿勢は素晴らしいですが)。
目標を定めて「何が何でも勝ちに行く」という姿勢がないと、これからも(特にダートの場合)日本馬にとって厳しい結果が続きそうです。ちなみに、こんな風に競馬の話をくどくど書いたのは、日本の競馬界を批判したいわけではありません。このレースの敗因を考えながら、「毎日の延長線上に未来がある」というよりも、「目標を定めてそれに向かっていく」という方が今の私に必要だな、とふと思ったからです。とりあえずドバイに挑戦した陣営の皆さんお疲れ様でした。これに懲りずに是非とも再挑戦して下さい。
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