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イラク日本人拘束事件への対応

今日はどこを見てもイラクで日本人3人が拘束されたことが話題です。犯行組織が出してきた選択肢は(1)自衛隊を撤退させる、(2)自衛隊の撤退を拒否して拉致被害者が焼き殺される、のどちらかです[「犯行声明」NIKKEI NETより]。日本政府は即座に「自衛隊の撤退は行わない」と言っていますので、この交渉条件では残り2日の間に妥協する余地はあまりありません。政府が行わなくてはいけないことは、国内世論と国際世論を味方に付けて、犯行組織が拉致被害者に危害を加えづらい状況を作ることでしょう。また、交渉の余地は少ないとは言え、あまりに頑な態度を取ると犯行組織が破れかぶれな行動を取る危険性があるので、相手にわずかでも希望が見えるようなスタンスを演じる必要もあります。

自衛隊の撤退を行わないことは当然の決定です。テロリストに対して妥協などすれば、日本は与しやすいと思われて以後つけ込まれ続けるだけです。拉致被害者の関係者の中には、「人の命は地球よりも重いのだから、自衛隊を撤退して助けるべきだ」と主張している人もいます[Yahoo!Newsより]。この「人の命は地球よりも重い」という言葉は、福田赳夫首相が1977年のダッカ・ハイジャック事件の際に、テロリストの要求を受け入れた際に言った言葉です。素晴らしい言葉であり、全面的に賛成はしますが、福田首相のこの妥協行為によってテロ行為を助長してしまったことは確かなようです。これは目先の利益(捕まった人を助けられる)に注目しすぎて、中長期的な損害(テロ行為を助長させてしまう)を軽視した近視眼的な失敗だと思います。本当に国民の安全を考えるならば、テロリストに味をしめさせるような妥協はありえません。その意味で、犯行組織の要求を拒否した政府の対応は適切だと思います。

ところで、今回の事件に関してネット上では、「自作自演なのではないか」という感想を持つ方が多いようですね。この3人の経歴は、『週刊朝日』の記者であったり、立命館慶祥高校出身だったり、劣化ウラン弾反対運動を行っていたりと、左翼系で反米傾向が強いと思われがちで、今回の事件も不自然な点が多いと思われているようです。自作自演はともかくとしても、渡航自粛勧告がされている地域に勝手に行ったのだから自業自得という見方が大勢のようですね。私としてはそれがどうにせよ、貴重な人命が失われることは最大限避けなくてはいけないことだと思います。ただ、交渉で解決するのは難しいので、ペルー大使公邸のように武力突入を行い、数人の犠牲者が出るという事態になるのかもしれませんね。

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