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「ビッグイシュー日本版」販売員の対応

ビッグイシュー日本版・第7号』を先月買った時と同じく東京駅八重洲北口で買いました(3月5日付け「ビッグイシュー日本版」を買いました」参照)。今回は、「買った」といっても実は「商品受け取り」と「代金支払い」が別々という変わった状況でした。その時の販売員さんの対応が印象的だったのでそれを紹介したいと思います。

その日の朝、八重洲北口を歩いていると看板を下げた販売員さんの姿が見えました。「前に買ってから1月過ぎたのか」などと思いながら財布を見てみましたが、200円ちょうどは持っていませんでした。“お釣りなしで購入する”というのが原則ですが、次に買えるかどうか保証はないので、一応お釣りはあるのか聞いてみることにしました。答えは「ない」とのことでしたので、その日の夜7時くらい(会社帰りの時間)にもまだやっているのか聞いてみると、「やっている」とのことです。それなら後でも大丈夫ですので、「夜にまた来ますね」と言って立ち去ろうとしたら、雑誌を押し付けてきて「持っていっていいよ」と言います。とりあえず断っていましたが、すぐには引き下がらない様子ですし、「代金は他の販売員でもいいから」と言っているので、ひとまず受け取っておくことにしました。

そして、私はそのままとんずらしましたとさ・・・・・などということはありません(笑)。その日の帰りに同じ場所を通りましたが、今朝の販売員さんはいません。しばらく付近を歩いていると、他の販売員さんがいました。そこで、今朝の事情を話したところ、「その場所ならうちのチームの人だから、(代金を)代わりに預かっておくよ」とのことでしたので、代金を渡しておきました。この雑誌は仕入れ代が90円もかかるので、代金を払う確証のない私のような人に先に雑誌を渡すのはどうかとは思いますが、少なくとも私を信頼してくれた上での行動でしょうし、今回関わった2人の販売員さんの対応の良さもあり非常に好感を持てました。こういう行為は、この雑誌が善意で成り立っているということもあるでしょうし、販売員さんがこの仕事に誇りをもっているからこそ出てくるものだと思います。これからもこのビッグイシューの仕組みがうまくいって欲しいなと思った出来事でした。

ところで、ロースクールライフさんが「大阪のホームレスの多さ」について言及しています(「ビッグイシュー日本版」参照)。確かに大阪は歩いていてもホームレスの方たちの姿が目立ちます。「ホームレスの実態に関する全国調査報告書の概要」を見ても、大阪市(6,603人)は東京都23区(5,927人)を押さえたホームレス人口全国1位で、対人口比では23区の約3.5倍もいます。『ビッグイシュー日本版』が関西で先行して始まったのはそういう背景があってのものですから(「雑誌『ビッグイシュー関西』の試み」参照)、関西ではなおさら盛り上がってほしいですね。

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