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小川洋子『博士の愛した数式』
2004年06月21日
私の通勤のルートの途中には(歩いた時は)丸善・日本橋店があります。買うのが決まっている本はAmazon.co.jpで、雑誌は会社近くの紀伊國屋書店で買うんですが、表紙を眺めながら衝動買いするのはもっぱら丸善です。先日小説のコーナーを歩いていたら、「この本は全国書店員が選んだいちばん!読んで欲しい本です」という文字が目に入ってきたので、『博士の愛した数式』という本を買って読んでみました。
この話は80分間しか記憶を保持できない数学専門の元大学教師と、そこに派遣された家政婦の母子の物語です。毎日相手のことを忘れてしまい、関係がリセットされてしまう中で、家政婦の私と息子のルートが博士と積み上げていく思い出の数々が描かれており、“感動”とか“泣ける”とは違うと思いますが、読んだ後に心がほっこりするような良い作品だと思います。今年読んだ本の中では乙一の『暗いところで待ち合わせ』に次ぐおすすめです。
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