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2004年11月に読んだ本
月末になりましたので、今月読んだ本を紹介します。今月は合計12冊ですね。今年読んだ本の数を数えてみたら今月末で119冊になりました。改めてこの数字を見てみると、如何に暇なのかが分かります。来月はジャンル分けでもして傾向を分析でもしようかな。
- インドロ・モンタネッリ 『ローマの歴史』 中央公論新社 1979年
- マーク・ストランド 『犬の人生』 中央公論新社 2001年
- 重松清 『ナイフ』 新潮社 2000年
- 宮城谷昌光 『奇貨居くべし・天命編』 中央公論新社 2002年
- 宮城谷昌光 『奇貨居くべし・飛翔編』 中央公論新社 2002年
- 宮城谷昌光 『奇貨居くべし・黄河編』 中央公論新社 2002年
- 宮城谷昌光 『奇貨居くべし・火雲編』 中央公論新社 2002年
- 宮城谷昌光 『奇貨居くべし・春風編』 中央公論新社 2002年
- 重松清 『ビタミンF』 新潮社 2003年
- 三島由紀夫 『金閣寺』 新潮社 1960年
- 唯川恵 『肩ごしの恋人』 集英社 2004年
- 佐藤雅彦・竹中平蔵 『経済ってそういうことだったのか会議』 日本経済新聞社 2002年
今月は宮城谷昌光さんの紹介をしてみます。宮城谷昌光さんは歴史小説家で主に中国の歴史を題材にした作品で知られています。今月読んでいた『奇貨居くべし』や『楽毅』、『孟嘗君』の主人公が登場する戦国時代の小説は読んだことのある人もおおいかもしれませんね(さらに詳しくはウィキペディアの宮城谷昌光を参照してください)。
この著者の作品の特徴は、歴史上の人物のエピソードを彼自身の発想で膨らませて展開していくところにあります。そのため、歴史に登場する場面までの描写が大半を占めていて、資料の多くて著者が創作する余地が少ない部分は比較的駆け足で終わることも多々あります。彼の著書をきっかけに歴史に対する興味を持つことはあっても、彼の著書から歴史を学ぶのは厳しい場合が多いかもしれません。
また、主人公が極めて魅力的なのも特徴の一つです。彼の描く主人公は優れた英知と精神を兼ねそろえ、多くの人望を集める完全無欠のヒーローです。そのため、読んでいる最中は主人公に心おきなく肩入れ出来、読後の爽快感が極めて高いのですが、こんな人いないだろうとつっこみたくなる人もいるかもしれませんね。
彼の著書はビジネス週刊誌の「経営者が薦める本」などという特集によく登場します。これも歴史小説にありがちな堅苦しさがなく、読んでいて苦にならない一方で、歴史からの教訓も容易に学べるところにあるんでしょうね。歴史はちょっとという人には特におすすめの作家さんですね。
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