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ディープインパクトの可能性
久々に競馬界を騒然とさせる馬の登場です。1月22日京都競馬場で行われた若駒ステークスに出走した牡3歳馬のディープインパクトが断然1番人気(単勝1.1倍)に応えて、ナリタブライアンの日本ダービーのような直線ゴボウ抜きを演じて圧勝しました。競馬ファンの中では早くも三冠馬という声も出ています。アグネスタキオン以来の盛り上がり方と言っていいでしょう。
ディープインパクトは大種牡馬サンデーサイレンスの残された産駒で、母はウインドインハーヘア、母父はアルザオ。姉にはGIスプリンターズステークス4着のレディブロンド、兄に去年GIIスプリングステークスを勝ったブラックタイドがいる最近注目の血統です。調教師は池江泰郎、騎手は武豊で、メジロマックイーンと同じコンビです。
この若駒ステークスは、将来性豊かな馬が勝ち上がるレースで、過去の優勝馬の中には2冠馬トウカイテイオーや、皐月賞馬ハクタイセイがいます。また、展開もありますが今回のディープインパクトはトウカイテイオーの走破タイムを0秒6上回る時計で走っています。コースは違いますがラジオたんぱ賞2歳ステークスのレースレコード(アグネスタキオン)と同じですから、33秒代の脚を2度使った点を見てもこの時期の3歳馬としては時計勝負に不安はなさそうですね。
ここまでの2戦の内容は文句の付けようがないのですが、競馬ファンの中ではいくつか不安点もあるようです。それは(1)道悪適性、(2)脚質、(3)故障の3点に集約されそうです。まず(1)ですが、時計勝負での強さは問題なさそうですが、雨が降ったときや荒れた馬場で切れ味を活かせない場合でも勝てるのかは走ってみないと分かりません。兄のブラックタイドは荒れた馬場は得意ではなかったようなので、不安といえば不安です。
(2)の脚質は、初戦は中段からでしたが、今回のレースでは最後方からでしたので、追い込みの届きにくい皐月賞などは脚を余すのではと懸念されています。武騎手は折り合いに気を遣っていたようなので、このようなレースをしたんだと思いますが、次のレース(弥生賞を予定)で前に行けないとなると、本番で逃げ切りを許す展開になるかもしれません。
最後の(3)が1番の心配ごとのようです。類い希なるスピードを持った馬は、故障の危険性も高いようで、直線33秒を連発したレースぶりに逆に不安感を感じるファンも少なくありません。姉のレディブロンドはデビューが遅れましたし、兄のブラックタイドも骨折していますので、ディープインパクトも、という危険性はあります。上述のアグネスタキオンも皐月賞後に故障で引退していますし、故障から逃れなければ三冠はありませんので、まずは無事に走り続けて欲しいものです。故障での引退ほどファンをがっかりさせるものはありませんから。
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