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「手のひら認証」と「指先認証」が争う静脈認証規格

キャッシュカードの静脈認証をめぐる規格争いが話題になっています。銀行が最近になって生体認証の利用を始めたのは、キャッシュカードの不正引き落としが多発したという背景があり、その人に特有で盗まれにくく、明確に個人識別が出来る生体認証が注目されるようになりました。争われている規格は、富士通が提唱し東京三菱銀行などで導入されている「手のひら認証」と、日立製作所が提唱しみずほ銀行や三井住友銀行などが導入を決定している「指先認証」です。

この規格争いですが、日経ビジネス誌2005年3月28日号の時流超流「郵政公社の新カードで幕?」を見ると、日本郵政公社の働きかけにより収束に向かっているようです。規格争いを続けて他の陣営の認証方式が使えなくなり、ATMネットワークが陣営ごとに分断されるよりは、コストが増加しても両用カードを利用する方がメリットが大きいというのが合意の理由のようです。

ところで、スラッシュドットジャパンに「切断された指で指紋認証が破られる」というトピックが載っていました。それによるとマレーシアで、指紋認証を装備したベンツSクラスの運転手が、強盗に指を切り取られ車が奪われるという事件があったそうです。これは静脈認証の話題ではありませんが、そのトピックの投稿者のコメントを眺めていると、生体認証と言えども完全なキーとはなりえないということなんでしょうね。この事件に限っては、手のひら認証ではなかったので、手ではなく指先だけで被害が済んだと言えなくもないですが。

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