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第5回チャンピオンズマイルについて

今週は日本の中央競馬ではGIは行われませんが、香港・シャティン競馬場ではマイルのGI・チャンピオンズマイルが行われます。このレースはローカルGIですが、日本の安田記念と“アジア・マイル・チャレンジ”として提携して、両レースを制覇すると100万ドルのボーナスの出るシリーズとなりました。

このレースには日本からも2頭参戦しますが、やはり注目は北海道道営競馬のコスモバルクでしょう。昨年は道営に所属しながら、牡馬クラシック全レースに参戦し、昨年末の有馬記念ではファン投票の対象馬でないにも関わらず最多得票を集めたゼンノロブロイを上回る票数を集めた日本一の人気馬である同馬ですが、その人気の背景には“制度への挑戦”というのがあると思います。

日本にはJRAの中央競馬と大井や川崎などの地方競馬があります。相互交流が進みつつあり、中央馬が地方競馬に参戦したり、逆に地方馬が中央競馬に参戦したりしています。ただ、その交流の形も制度的には柔軟性の欠ける面があり、地方馬がどれだけ中央で活躍しても中央馬と同じ条件ではレースが出来ず、活躍が制限されるということが多々あります。

今回のチャンピオンズマイルでも、このレースの優勝馬は外国所属馬であっても自動的に安田記念出走資格が与えられるのですが、コスモバルクのような地方馬の場合、制度的な違いがあり、このレースに勝っても出走権は与えられないそうです。ただし、レースの前までにJRAが制度を変更する可能性は十分あり、コスモバルクがこのレースを勝てばそれはJRAに対する圧力になります。

レースには、香港で17戦無敗の最強スプリンター・サイレントウィットネスや、英愛1000ギニーを制覇したアトラクションなどコスモバルク以上に有力な馬もおり、コスモバルクも短距離での適性が未知数など結果自体に興味がもてる内容です。このレースの勝ち馬は当然安田記念参戦も視野に入れているでしょうから、充実したレースを期待したいですね。

【追記】 優勝したのは香港のブリッシュラックで、無敗のサイレントウィットネスはゴール直前で差されて2着でした。サイレントウィットネスにすると、3コーナー過ぎから早仕掛け気味に上がってきたコスモバルクを突き放すのに脚を使って最後に踏ん張りきれなかったのかもしれません。コスモバルクは直線失速して10着、アトラクションは11着だったようです。

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