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伸びるワイヤレスPDAのビジネス利用での課題
日経新聞土曜版NIKKEIプラス1の「はやりを読む」で、“手帳術ブーム”が取り上げられています。最近ではGMOの熊谷正寿社長の『一冊の手帳で夢は必ずかなう』という本が売れており、「夢手帳☆熊谷式スターターパック」のような専用のシステム手帳も店頭には並んでいます。手帳術に関しては一度、熊谷社長の本を自分でも読んでみることにして、同じページの囲み記事で取り上げられてたPDAの方に注目してみました。
PDAというと、数年前に米国で利用者が急拡大し、ある時点で頭打ちになったという印象がありますが、IDGジャパンの「PDA市場に驚異的な復活の兆し」やITmediaの「世界PDA出荷、ワイヤレスモデル人気で25%増」によると、今年の1-3月期は市場全体として復調気配を見せているようです。ただし、伸びを見せているのはPDAの中でもワイヤレス接続機能付きのものやBlackBerryに代表されるスマートフォン(通話機能のあるPDA)であり、スタンドアロン型の旧来の機種は苦戦を強いられているようです。
ワイヤレス接続機能が充実すると、スケジュール管理だけでなく、カレンダー共有や社外から会社のメールを確認したりするなどの使い方も期待できます。ただし、野村総合研究所の「米国で普及が進むスマートフォンとモバイルミドルウェア[pdfファイル]」というレポートでは、その課題として(1)モバイルネットワークの通信不安定性への対応、(2)セキュリティの確保、(3)多様な端末機種・仕様への対応、を挙げています。特に個人情報保護法施行との絡みも考えると、(2)セキュリティの確保はかなり重要なポイントになりそうです。
毎日のようにノートPC盗難やUSBメモリ紛失によるお客様情報や社員情報の漏洩というニュースが飛び交っていますが、ノートPCに比べて持ち運びが簡単で、USBメモリーキーに比べて記録容量の多いPDAという端末は、重要情報が集まりやすいだけに一度盗難・紛失した場合、セキュリティ面でのかなりの打撃が予想されます。エンタープライズレベルで利用するならば、完全なシンクライアント化というのも模索しないといけないかもしれません。
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