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トニー・ブザン『人生に奇跡を起こすノート術』

人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考
トニー ブザン Tony Buzan 田中 孝顕
きこ書房 (2000/04)
売り上げランキング: 1,251
在庫切れ
おすすめ度の平均: 4.3


先日紹介した『ドラゴン桜(7)』でも紹介されていたマインドマップ(メモリーツリー)に関する本です。マインドマップとは記憶力向上のために重要な“関連付け”と“強調”を達成し、論理の左脳とイメージの右脳を効果的に利用することが出来る記述法で、暗記やまとめ、思考の整理などに効果があります。本のタイトルや翻訳者が少し怪しい感じがしますが、それなりに世間で定着しているように極めて価値の高い技術だと思います。私の場合はマインドマップとの相性がとても良かったので、もっと早く読んでればと思いました。

人間の脳は極めて性能が良く想像以上に多くのことを記憶していると言われています。しかし、私たちの多くが「記憶力が落ちた」とか「物忘れがひどくなった」とか感じるのは、必要な時に必要な情報が引き出せないので、「記憶していない」と錯覚しているという説があります。会議の最中に思い出せなかったのに、会議の後に乗った電車の中で思い出すなんて経験は誰にでもあると思うので、この説に納得できる人も多いかもしれませんね。

現代社会では毎日毎分毎秒大量の情報が流れ込んでくるわけですが、それを脳がいちいち記憶しているとしたら、そこから必要な情報を引き出してくるのは確かに難しいかもしれません。若い頃は頭のハードディスク容量が例えば100TBだったのが、今は300TBくらいに増えてるとしたら、頭の回転が良くならない限りその中から必要なデータを探すのも時間がかかるということでしょう。

そうなるとただ覚えるだけではなく、覚えたものをしっかりと引き出す方法というのも確立しない限り宝の持ち腐れになってしまうことになります。マインドマップは芋づる式に記憶を掘り起こしていく手法だと思いますが、この手法に限らず記憶の有効活用法というのはこれからも模索してみたい問題ですね。

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