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第55回安田記念について

今週は東京競馬場芝1600mを舞台に春のマイル王決定戦・安田記念が行われます。直線が長くゴール前に坂のあるタフなコースで行われるレースだけあり、単なるスピード馬では通用せず、中距離向きの馬が台頭することもあり、馬券的に楽しめるレースになることも多々あります。今年から香港のチャンピオンズマイルと“アジア・マイル・チャレンジ”として提携したこともあり、同レースで1、2、4着と好走した3頭の香港馬が参戦してきました。

その中でも最も注目を集めているのがチャンピオンズマイル2着のサイレントウィットネスです。同レースでは生涯初の敗戦を喫しましたが、それまで無敗の17連勝を達成した香港のスーパースターで、その敗戦で安田記念への参戦を取りやめるという噂もありましたが、結局このレースに出走することになりました。今回は同馬にとって初の海外遠征で、香港に遠征した際にことごとく粉砕されてきた日本馬としてはホームで一泡吹かせたいところです。

ちなみに香港の馬券売上高は日本に次ぐ世界第2位で、人口比では日本も上回る競馬人気を誇っています。貴族やアラブの石油王などが大馬主となっている欧州競馬などと異なり、庶民の文化として競馬が根付いているということですね。ちなみに香港では競走馬の生産は行っていないので香港馬は全て外国産馬ということになります。

日本馬が香港の国際GIで大活躍することがある一方で、香港のフェアリーキングプローンが2000年の安田記念を制覇したり、インディジェナスがジャパンカップで2着に入ったりするなど香港馬の東京競馬場での好走実績もあります。今年の香港勢は例年以上に強力なメンバーで、日本馬に大将格がいないだけに上位を独占される可能性もあります。それはそれで“アジア・マイル・チャレンジ”を開催した意義になるかもしれませんが、これだけの相手だからこそ日本馬にも頑張ってほしいですね。

【追記】 レースを制覇したのは前哨戦の京王杯スプリングカップも制していたアサクサデンエンでした。注目されていたサイレントウィットネスはハイペースの2番手から直線先頭に立つもゴール寸前でスイープトウショウにも交わされ3着でした。ただ、他馬の目標にされ、坂を上りながらも懸命に食い下がる姿は王者に相応しかったと思います。秋のスプリンターズステークス参戦のプランもあるようですので、また来日してほしいですね。

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