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78.0%がVDT作業による身体的疲労を感じている

少し前の話ですが、CNET Japanに「ノートPCが身体に悪影響--米研究者が警鐘」という記事が載っていました。これによると、米国では2003年に民間企業に勤める9,200以上の労働者がキーボードに起因する負傷で1日以上仕事を休み、この原因の92%が姿勢が原因での負傷だったそうです。負傷者のうち、3分の1は1ヶ月以上の休職に追い込まれています。デスクトップPCからノートPCへの移行が進むことにより、状況がさらに悪化することが心配されます。

これらのVDT(Visual Display Terminal)作業による職場のトラブルは米国だけに限ったことではありません。ITmediaの「コンピュータ導入で「使いこなす知識、技能が必要」になり、単純作業のウェイトが増えた?」では、2003年10月に厚生労働省によって行われた調査の結果が掲載されています。それによると、コンピュータ使用による身体的疲労を「感じている」のは78.0%で、具体的な症状の複数回答では、「目の疲れ・痛み」が91.6%、「首・肩の凝り・痛み」が70.4%、「腰の疲れ・痛み」が26.6%と続きました。

それに対して事業所側では、69.4%が「照明、採光対策」を、97.7%が「視力検査」を実施しているそうですが、仕事場での「VDT作業環境で改善してほしい点がある」のは68.3%と高い数値が出ておりまだまだ対策が不十分のようです。具体的な対策としては「十分な作業空間の確保やレイアウトの適正化」が43.8%、「机、イス、床の改善」が36.9%、「温度・湿度の空気調和設備等による調整」が31.1%と作業場所に関する対策案に多く回答が集まりました。

私自身一日中PCに向かっている生活で、家のデスクトップだとディスプレイの位置が顔のほぼ正面にあるので問題ないのですが、職場のノートPCは位置が低く、首と肩の付け根あたりを痛めることがよくあります。こういう場合、カバンの上にPCを置くなどの工夫をしているんですが、日本人間工学学会でも「ノートパソコン利用の人間工学ガイドライン」が発表されていますので、もう一度こういうものを確認してみることが、職場でのVDT作業に関連するトラブルを避けるためにも必要なんでしょうね。

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