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大橋禅太郎『すごい会議』
発売直後からネットで話題になっていた本です。本書では、著者がシリコンバレーで企業経営をしていた時代に出会った“マネジメントコーチ”というサービスの手法とその効果を紹介しています。表題に「会議」という言葉は入っていますが、思考転換や効率的な意思決定のノウハウに近い内容ですので、会議に限らず個人の目標設定にも応用することが出来ると思います。
“すごい会議”では、意見の発表をする前に全員がそれぞれ手元で意見を書き出して順番に発表していくという形を取ります。これにより、自分の意見が他人の意見に影響を受けて同調したりトーンダウンしたりすることを避けます。また、順番に発言することにより、全員の意見を確実に把握でき、参加者の参加意識も高まり、決定事項に対する責任感も向上します。
また、問題がある場合、「どのようにすれば」と言い換えを行います。例えば、「この商品が売れない」という問題を、「どうすればこの商品が売れるようになるか」にすれば、「商品の認知度が足りない」→「商品の認知度を上げるにはどうすればいいか」という風に考える作業が始まり、より取るべきアクションが明確になっていきます。次に、最初に挙げなかった「言えなかった問題」を書き出すことにより、より重要なひどい現実に目を向けさせるきっかけを作っていきます。この辺りはコーチングとほぼ同じですね。
私の場合、日常的に参加している会議は、意思決定や目標設定が必要な会議よりは、進捗報告や情報の伝達が目的な会議が多く、業務も比較的分業体制が明確なので意思決定に困る部分はあまりありません。しかし、この本のノウハウは会議のような大掛かりなものだけでなく、個人の意思決定や現状把握でも十分に活用できるものです。自分会議なんてものを開いてみるのもいいかもしれません。
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