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島田裕巳『会議はモメたほうがいい』

会議はモメたほうがいい
島田 裕巳
中央公論新社 (2005/06)
売り上げランキング: 9,499


日本型会議の存在価値を肯定した上で、その会議を利用して自分の価値を如何に高めていくかに焦点を当てた本です。最近の“会議本”が取り上げているのは迅速な意思決定が主なテーマですが、本書で著者は日本の会社風土は「納得」の文化を持っており、社員は納得しない限り適切なパフォーマンスを発揮しないため、時間をかけて参加者の納得を得る日本型会議に意義があると述べています。これは上司の命令が納得しているか否かが問われる諸外国と日本の異なる点だそうです。

その上で、会議の最重要目標が参加者の「納得」を得る以上、理屈に合わないことがらに対して周囲の賛同を得られるような意見をしながら反対する、つまり会議をモメさせることで徐々に評価を得ることが出来るとしています。

従来の“会議本”というのは、会議のルール自体を変更する必要がありましたので、自分が主催者でない場合は、意味のない会議でも耐えるしかなかったのが実情だと思います。しかし、本書の方法というのは自分が必ずしも主催者でなくても良いので適用範囲は広いと言えるかもしれませんね。

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