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勝谷誠彦、藤波俊彦『世界がもし全部アメリカになったら』

世界がもし全部アメリカになったら
勝谷 誠彦 藤波 俊彦
アスコム (2005/05)
売り上げランキング: 827
おすすめ度の平均: 4.67


世界中の国がもし米国のような外交姿勢や消費生活などをした場合どうなるかのデータを紹介した本です。ビッグマック指数などの経済指標による補正はされておらず、単純に人口や国の数の倍数で計算されているのが多いので、紹介されている数値の現実感はさらに遠のいている印象がありますが、米国と同じ生活が世界中で達成された場合の状況を理解してもらうのが趣旨でしょうから別に構わないでしょう。

例えば、米国人の1人当たりの年間CO2排出量は19.8tで日本人の2倍です。これと同じだけのCO2を世界中の人が排出したとしたら海面は48.8cmから4m77cm高くなります。1m上昇した場合でも、江東区、江戸川区、墨田区、葛飾区とマーシャル諸島は海面下に沈み、上海の3分の1は水没するんですから、温暖化対策の視点から言うと米国型生活を追求するのは難しいのが分かります。

一方で、米国人の1人当たりの平均寄付金額6万8391円を全世界の人が実行した場合、1日500円の食料費として飢餓対策すると1年の寄付金だけで4年分の食料を供給することが可能になります。米国は世界の最先進国の一つで、多くの国のベンチマークになっていますから、改めて米国の実情を確認して、良い部分は取り入れ、悪い部分は真似しないようにしないといけませんね。

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