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ソーシャルネットワーキングサービス利用経験者は8.8%

gooリサーチで「ソーシャルネットワーキングサービス利用実態調査」の結果が紹介されています。この調査結果に対する報道の違いが少し面白くて、例えばITmediaでは「SNSユーザーの3分の1が「毎日アクセス」」と肯定的な内容を見出しに使っているのに対して、CNET Japanでは「悲劇的なgooリサーチ結果-SNSは認知も利用もされていない」と否定的な内容を強調しています。はてなブックマークのブックマーク数を見るとCNET Japanの圧勝で、見事に見出しで読者を“釣った”と言えます。ちなみに記事内容では各社の違いはほとんどありません。

この調査結果によると、SNSを現在利用しているのは6.6%、過去の利用経験があるのは2.2%とSNS利用経験者は全体の1割にも満たない水準であり、SNSを知らないという人が52.6%もいるなど普及度の低さが分かります。ちなみに、同じgooリサーチの「第16回:Blogに関する調査」では、ブログの作成経験がある人が25.7%、ブログについてよくわからない人が8.4%ですので、ブログと比べてもSNSはまだまだのようです。

実際利用している人の利用目的では、趣味仲間との出会いが63.2%、情報収集や調査目的が29.4%、続いてビジネス関連の出会いが19.1%となりました。ところが、出会いを期待している人が多い一方で登録している友人の数は10名未満が74.3%を占めており、SNSの利用開始後もそれほど出会いの広がりがないことが推定されます。実際にSNSで利用経験のあるサービスを見ても、掲示板への書き込みが62.5%、個人の日記を書く52.9%と比較的自己完結的な行動のみの人が多く、イベント参加の18.4%やコミュニティ作成の11.0%など積極的に出会いの範囲を広げていこうとする人は一部に限られるようです。

利用者の今後の利用意向については全体の84.5%が継続利用意向を示しており、「絶対に利用したくない」という回答が一人もいなかったように、現行のサービスは十分に利用者の満足を得ているようです。一方で、サービスを解約した人の理由の1位は68.9%で「あまりアクセスしなかった」でしたが、20.0%の人がプライバシーへの不安を感じており、8.9%の人が不愉快な体験をしたため解約したようです。これらの解約理由はSNSの特性上避けられないものですので、これを如何にコントロール出来るかがサービスレベル維持への課題となるでしょう。

SNSの未利用者の回答に目を向けると、「利用したくない」という否定的な回答が72.7%を占めています。その理由としては、個人情報の公開への不安が圧倒的な回答数を集めたそうです。SNSの当初の良さは紹介制に基づく信頼できる人のみが参加している点であり、利用者が広がるにつれその良さが失われていく構造である以上、未利用者に限らず利用者にとってもどこまで個人情報を公開していいかは悩む点だと思います。現在のビジネスモデルでは利用者の追及と安心して利用できるサービスの二兎を追うのは難しく見えますので、SNS事業者も大胆なビジネスモデルの転換が必要かもしれませんね。

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