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染谷和巳『上司が「鬼」とならねば部下は動かず』
2005年07月17日
上司と部下の関係性について論じた作品です。著者は、部下の意見を尊重する民主的な現在の会社形態に異議を唱え、会社本来の指揮系統の重要性を説いています。その上で、部下の成長を促すためにもまず自分自身が強くならなければいけないことを主張しています。本書の全体を通じて、「自律性」というものの重要性が理解できます。
以前、高橋伸夫さんの『できる社員は「やり過ごす」』という本を読んだことがあって、その本では上司はいい加減な指示を出すことが多いので、部下は無駄なものはうまく聞き流す必要がある、という内容が書いてありました。逆に言えば、世の中の上司というのが、本書で描かれるような“鬼”でないことがこのような部下のあり方論を提起させてしまうのかもしれません。上司のあり方、そして部下のあり方を考えることができる非常に良書だと思います。
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