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リチャード・P・ファインマン『ご冗談でしょう、ファインマンさん』

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉
リチャード P. ファインマン Richard P. Feynman 大貫 昌子
岩波書店 (2000/01)
売り上げランキング: 2,941
おすすめ度の平均: 4.83


1965年にノーベル物理学賞を受賞した物理学者リチャード・P・ファインマンの自伝です。この本を読もうと思ったきっかけは、紀伊國屋書店:::書評空間の茂木健一郎さんの書評「『ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)(下)』(岩波現代文庫)」を読んで面白そうだなと思ったからなんですが、想像以上に痛快な作品でした。読み進めるにつれてどんどんファインマンという人が好きになっていきます。

この本を読んで感じたファインマンという人の特徴を挙げるならば、陳腐な表現だとは思いますが、類まれな好奇心と論理の追求でしょう。彼は実験の方法から、教科書選定の仕事、あるいはボンゴやデッサンに至るまで、興味の赴くまま物事を始め、社会通念などではなく、自分で納得できる論理に従って追求した結果、ノーベル賞を受賞した物理の分野だけでなく、多くの分野で成果を上げることに成功しました。その上でこの本が面白いのは、彼の信念と社会的常識との“ずれ”なんでしょう。確かに社会っておかしいですよね、ファインマンさん。

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