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野中郁次郎、紺野登『知識経営のすすめ』
2005年10月02日
知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代
posted with amazlet on 05.10.02
野中 郁次郎 紺野 登
筑摩書房 (1999/12)
売り上げランキング: 7,124
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企業における知識の有効活用の重要性を説いた本です。リストラなどによる人材の流出と同時に、その人が持っていた“知”が同時に流出しています。それと同時に、企業の成長を決定づけるものがサービスやブランドなどの“知”に依存するものが多くなっています。このような状況の中で、米国の企業がいかにして知識経営をすすめてきたかを本書では解説しています。本書では理論面での解説がメインで、各企業での事例なども紹介されていますが、その詳細な内容までは踏み込んでいません。
この本を読んでいて、知識経営を現場レベルで根付かせるために重要なのは、知識資産の生産と再利用を如何にうまくサイクルに乗せるかであるように感じました。ノウハウがない分野や改善が必要な分野の業務をする際に、まず知識資産を参照してから業務を行う習慣がある人は、自分のノウハウのどこに他人に提供できるだけの優位性があるかを比較的容易に理解し、積極的に生産を行うようになると思います。多くの社員がそのようなサイクルに入ると、企業レベルでの知識経営もうまくいくと思いますが、現実には知識資産の再利用と生産に十分な時間が割けなかったり、評価者が重要性を理解しておらず生産と再利用を行っても評価に結びつかなかったりするなど多くの壁が存在します。本書の内容は理解できても、現実はそんなに簡単じゃないよね、と終わるところが大半でしょうね。
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