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2005年度JRA賞の最優秀3歳牝馬に関して

ラジオNIKKEI競馬実況HPの「JRA賞決定 年度代表馬にディープインパクト」で報じられているように、2005年度に活躍した競走馬を対象に贈られるJRA賞が発表され、その年のMVPに当たる年度代表馬には無敗で三冠を制覇したディープインパクトが選ばれました。また、最優秀2歳牡馬・牝馬、3歳牡馬・牝馬、4歳以上牡馬・牝馬、父内国産馬、短距離馬、ダートホース、障害馬の各賞も発表されました。

このJRA賞は記者による投票で決定されるのですが、各賞の1位が2位以下に150票以上の差をつける中、最優秀3歳牝馬では1位のシーザリオが147票に対して、2位のラインクラフトが138票と極めて僅差の決着で、規定通りシーザリオが過半数以上を得たため受賞となったようですが、これからも多くの議論がありそうな結果となりました。

事前の予想でもこの部門は接戦が予想されていました。結果的に1位になったシーザリオが最優秀父内国産馬部門でも受賞が有力視されていましたので、こちらはラインクラフトに譲るべきなのではないかという意見もファンの中には多かったようです。実績的に甲乙つけがたい両頭なのですが、結果的にシーザリオは2部門受賞でラインクラフトはどの賞も得られないという結果になりました。

JRA賞の難しさは投票形式であるため、それぞれの記者の考え方が反映される点でしょう。また、GIやGIIなどのグレード制だけでは計れないレースの格や直接対決結果、レース内容なども考慮されるため、それぞれの記者によって重要視するポイントが異なり、接戦になると納得できる結果が導きにくいという特徴があります。

今回のラインクラフトは桜花賞でシーザリオを破り、牡馬混合のNHKマイルカップと併せて春のマイル2冠という快挙を達成しました。一方、シーザリオはオークスを制した後に、米国のアメリカンオークスで日本馬で初の米GI制覇を成し遂げています。秋はシーザリオが怪我で全休したのに対し、ラインクラフトは秋華賞2着や古馬に混じってのGI3着など健闘しましたが、最後に出走したGIIで凡走して印象度をやや下げたようです。

1回の直接対決ではラインクラフトがシーザリオに勝っていますが、これは前者の得意舞台であるという評価もあるでしょう。また、ラインクラフトは1年中頑張って走ったと評価する人もいれば、負けた内容をあまり好ましくないと評価を下げる人もいます。シーザリオの海外GI制覇を高く評価する人もいれば、牝馬限定戦なので牡馬相手でもGIを勝ったラインクラフトが上だとする人もいます。

私は、1年の間活躍したラインクラフトの方をより評価して、こちらが最優秀2歳牝馬に相応しいのではないかと思いますが、記者投票という性質を考えるとインパクトや減点材料の少なさからシーザリオが受賞したのも仕方ないかなと思います。ただ、毎年明確な指標がない中で選考が行われているのが現状であり、今回の最優秀3歳牝馬に限らず何らかの選考の指標は作るべきかもしれませんね。

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