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ファイナルファンタジーXII

ファイナルファンタジーXII(特典無し)
スクウェア・エニックス (2006/03/16)


ファイナルファンタジーシリーズの最新作XIIがリリースされ、数日前に予約しましたが発売日にちゃんと届きました。さっそく1時間ほどプレイしてみましたが今のところなかなかの好感触です。オープニングムービーは、毎回のことですが期待以上に美しい映像を見せてくれました(そして毎回のごとく長いです)。また、マップ移動と戦闘シーンがシームレスにつながった新システムは、状況判断とキャラのポジショニングなどがプレイヤーに要求させられ、戦闘が単調になってしまうのを回避させてくれそうです。ストーリーが進むにつれて、ゲームバランスがどのように変わっていくかが非常に楽しみです。

【2006年4月17日追記】 約65時間かけてクリアーしました。評価としては「素晴らしい」の一言です。今作品は、ファイナルファンタジーシリーズが一貫して目指してきたものの一つの到達点と言える作品だったと思います。全体を通して改善すべき点は数多くありますが、ゲームの見せ方という点では完成形と言ってもいいかもしれません。

この作品の特徴は良くも悪くもMMORPGがベースであったことです。移動、戦闘、イベントの全てが不自然な切り替えが発生せず進行するシステム、ライセンスシステムをベースとして固定的なキャラ特性ではなくプレイヤーの意志による成長が可能であること、登場するキャラクターの個性を主張させ過ぎず、プレイヤーが想像する余地を残すところなど、今までのシリーズになかったわけではないですが、今作品で特に前面に出てきた部分です。

その一方で、ストーリーはゲームシステムとの関係では従の立場にあるようで、一人一人のキャラクターの個性は非常に薄く、一つ一つのクエストはあっても展開的には“やらされてる感”がありました。ゲームとしては面白いのですが、数年後になってもFF7やFF10のように人々の記憶に残り続けるかと言うと少々疑問が残ると思います。ドラゴンクエストならともかく、ファイナルファンタジーは登場人物の人間的深みが期待されてきた側面があり、今作ではそれらはMMORPG的なシステムの前に弱められる結果になったようです。

とはいえ、これだけ長時間プレイしていても飽きる部分はありませんでしたし、最初から最後まで細部に至るまで緻密に描かれたビジュアル面は大満足でした。スクウェア・エニックスの開発者の意地というのを見せつけられた印象があります。やってみようか悩んでいる方がいた場合、必ずお勧めしたい作品です。

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