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ビル・ゲイツ『思考スピードの経営』
2006年06月07日
思考スピードの経営 - デジタル経営教本
posted with amazlet on 06.06.07
ビル ゲイツ
日本経済新聞社 (2000/11/07)
売り上げランキング: 48,262
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予言は現実に
旬の本
今からでも、是非。
マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が執筆した経営におけるITの重要性を説いた作品です。原書および日本語の単行本は1999年発行ですから、ITバブルの崩壊直前に出版されたことになります。本書では、経営の情報や業務プロセスをデジタル化およびインターネット化させることで、どれだけ経営・業務のスピードが加速するかを数多くの事例を取り上げながら解説しており、その密度の濃さには圧倒させられます。
この作品で主張されていることというのはITバブルの前まで目標として語られてきたことなわけですが、改めて驚くべきことはそのほとんどが今日では“当たり前”となってしまったことでしょう。バブルの崩壊というマクロ面での調整を経過しながらも、ITは着実に企業と個人の日常に深く溶け込み、ITが止まるとビジネスが止まるという状態になっていることを改めて気付かされます。
その上で、アナログとして存在するものをデジタルにするだけでなく、アナログでも存在しなかった個々人の知恵を、集合知(Wisdom of Crowd)として引きだそうとするのがWeb2.0の一つの特徴であり、デジタル化とインターネット化によりアクセスできる情報の量と価値が増大した結果、セキュリティの問題が表に出てくるようになったと考えると、今日のIT社会が直面する新たな目標・課題というのもとらえやすいのかもしれません。本書を通じて、改めてこの時代のことをおさらいしてみるのも有意義ではありました。
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